2016.6.6
間取りや場所が気に入って、内見に行ってみたら臭いが臭くてがっかりしたことはありませんか?
その臭いは様々で、入居者が喫煙者だった場合のヤニ臭さから、壁紙の臭い、長い間空室になっていた部屋はカビ臭いような下水のような、なんとも言えない臭いが充満していることもあります。
室内の臭いが気になった時は、臭いの種類によってチェックポイントがあるので、いくつかご紹介します。
下水のような臭いが気になった場合には、まずは水回りをチェックしましょう。
特にトイレやお風呂、洗面所、キッチンのシンクの排水口が臭いのもとになっているケースが多いので、排水口をチェックすることをおススメします。
水回りの臭いは配管を通じて上へと上がってくるのです。
住んで水を流すようになれば徐々になくなりますが、こうした下水の臭いが気になる場合には、空室期間が長く管理も甘い物件という可能性が高いといえます。
空室が長い物件でも管理会社がしっかりしていれば、定期的に水を流したり、防臭キャップをしていたりするので、排水口の臭いは気にならないはずです。
内見の時にうっすらとタバコの臭いが気になっていたとしても、清掃も入るし次の入居者が入れば大丈夫だろうと考えていると、後悔します。
タバコの臭いは頑固で、クロスに臭いが染み付いているので、クロスを張り替えない限りは除去できません。
購入後にクロスを貼り替えたり、張り替えた分の請求をしたりすることはかなり難しいでしょう。
壁紙の臭いチェックの方法として、白い布で壁をふいてみて茶色くなった場合はクロスの張り替えが必要と考えておきましょう。
カビ臭いと感じたら、吸気口や換気口、窓をチェックしましょう。
湿気がこもりやすい部屋は、カビが繁殖しやすい部屋といっても過言ではありません。
押入れやクローゼットの隅の部分や、浴室のパッキン、窓の下あたりに黒ずみが出来ていたら要注意です。
きれいに掃除していても残ってしまったり、掃除した時から時間が経ってしまうと、自然と黒くなってしまうことがあります。
季節によって結露が出来やすい場所もあるので、しっかりチェックした方がいいでしょう。
カビ対策は何と言っても除湿と換気です。
換気扇を回すだけでは、排気しかできないため換気になりません。
特に機密性の高いマンションなどで窓を閉めたままでは、逆効果になることさえあります。
換気口、吸気口の確認、窓の大きさや方角もきちんと確認することが大切です。
そして、換気口、吸気口から、隣の人のベランダから吸っているタバコの煙が入ってくるというケースもあるので、念入りにチェックしましょう。
カビとは違うけれど、こもったような臭いが気になる場合には、エアコンを作動させてみましょう。
エアコンをしばらく使っていなかった場合や、古いエアコンの場合はエアコン臭いが気になることもあります。
エアコンのサイズと部屋のサイズが合っていない場合、オーバーワークでエアコンの機能が低下している場合があるので、臭いが気になるだけでなく、きちんとした温度設定が出来ないこともあるので注意が必要です。
たいていのエアコン臭はフィルターを掃除すれば問題は解決します。