2016.3.31
不動産売却の時にはまず必要書類を準備していくことが重要です。 売買契約をスムーズに進めるためには、必要書類の事前準備がポイントとなります。
必要書類があることで、価格等の交渉時に有利に働くことがあります。住まいに関する書類は日ごろから整理しておくことをおすすめします。
不動産売却に必要な書類は、物件種別により異なる場合もありますが、ほとんどが共通しています。
買主はできる限り多くの正確な情報が欲しいと考えており、必要書類はこういった買主の要望に応えるものです。そのため、買主に物件の特徴をきちんと理解してもらい、こちらの希望が通るように準備しましょう。
・身分証明書
・実印
・印鑑証明書
・住民票
これらは、売主本人の確認書類です。住民票や印鑑証明書などは、発行から3か月以内のものを準備しましょう。
・登記済権利書(または登記識別情報)
登記名義人がその物件の所有者であることを証明するうえで重要となります。これらの書類を買主に渡し、移転登記が行われることで、所有権が移動します。
・固定資産税納税通知書
・固定資産税評価証明書
固定資産税の納税の確認のために必要となります。また、移転登記等に必要な登録免許税の算出の際にも必要となります。
・土地測量図
・境界確認書
不動産価値の測定には、面積や境界線が重要となります。
・建築設計図書
・工事記録書等
一戸建ての売買等においてはこれらの書類が必要です。 どのように設計・工事が行われたかについての情報は物件の管理において、重要な情報となります。
・マンションの管理規約または使用細則
マンションの売却にあたって必要となります。中古マンションにおいては、維持管理の方法、ペットを飼えるかなどの使用に関する決まりが大切です。また、買主にとって維持費にいくらかかるかなどの情報も重要となります。
・耐震診断報告書
・アスベスト使用調査報告書等
新耐震基準が導入される以前の古い物件を売却する場合は、耐震診断報告書等の提出が要求されることが考えられます。アスベスト使用調査報告書等も、トラブルを想定し、準備しておきましょう。
より良い条件での成約のために、買主の立場に立って、情報提供を心がけましょう。そのために、住宅購入時から物件にかかわる資料等をまとめておきましょう。