2016.8.12
年々単身世帯の割合が増加している今、人気の間取りにも変化がみられています。
これから大家さんになる人は、こうした情報に常にアンテナを張っていかなければいけません。今回は、大学生、社会人別に、シングル世帯に人気の間取りをご紹介したいと思います。
大学生に人気の間取りも、昔に比べて変化しています。
昨今は「1K」、「1LDK」に人気が集中しており、ワンルームが敬遠されがちです。
そのため、バブル期に大学生や単身男性をターゲットに量産された古いワンルームマンションは人気がありません。
また、「バス・トイレ別」、「幅180cm程の収納スペース」「広さは6畳以上から」が人気となっており、多くの大学生は居室部分以外に台所が備わっている間取りを好んで選んでいるようです。
単身男性社会人に人気の間取りは、年齢層が上がるごとに、8畳~の広い間取りが人気になっていきます。そして、バス・トイレ別、自室とその他の部屋で、二部屋は欲しい、という方が社会人になると増えてくるようです。部屋は一つで十分という人も、社会人になるのを機に、寝食をキチンと区別する意味で「1LDK」を選択する人も多いようです。
単身女性社会人に人気の部屋は、以下のような条件が挙げられます。
○独立洗面台・シャンプードレッサー
○室内洗濯機置き場
○バス・トイレ別
○収納の多さ
また、男性に比べて一人暮らしでも広い間取りに人気が集まる傾向にあり、「1DK」、「2DK」以上も人気です。かつ玄関から部屋が見えないようにドアで仕切られていることも重視するようです。しかし、大学生に見られたように、オートロック付きでセキュリティーがしっかりしているというのも大きな決め手になるため、狭くてもセキュリティー第一という女性は、多少狭くても妥協するという意見も多くみられます。
今後、単身世帯の割合はどんどん増えていきます。そうした中で、「休息と健康管理」「趣味」といった項目を考慮した間取り(収納・ワンルーム以外)への需要が高まると考えられるでしょう。